【池澤夏樹】が電子書籍になって1年。『クジラが見る夢』から『スティル・ライフ』まで、KoboにはあるけどKindleにはない34冊。

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池澤夏樹の代表作『スティル・ライフ』が先日配信されたので、ちょうど1年前から少しずつ電子書籍化されつづけてきた池澤夏樹作品をまとめてみました。セール価格になっているものや、なかには短編を切り出して1冊108円になっているものも。

ちなみに、池澤夏樹作品は、AmazonのKindleストアでは配信されていませんよっ。

並び順は独断と偏見、とうか個人的な好みです。

Koboで読める、池澤夏樹34冊

スティル・ライフスティル・ライフ (impala e-books) 
池澤夏樹

価格: 300円 214円(41%)お得

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雪が降るのではない。雪片に満たされた宇宙を、ぼくを乗せたこの世界の方が上へ上へと昇っているのだ。「大事なのは、山脈や、人や、染色工場や、セミ時雨などからなる外の世界と、きみの中にある広い世界との間に連絡をつけること、一歩の距離をおいて並び立つ二つの世界の呼応と調和をはかることだ。
 たとえば、星を見るとかして。」ある日、ぼくの前に佐々井が現れてから、ぼくの世界を見る視線が変わって行ったーー。
科学と文学が溶け合い、人と世界の関係を鮮やかに詩的に描く、永遠の名作。
中央公論新人賞、芥川賞受賞作。

カイマナヒラの家カイマナヒラの家 (impala e-books) 
池澤夏樹

価格: 500円 137円(21%)お得

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ほんと、ここは天国ですねえ。「カイマナヒラ」はハワイイ語で「ダイアモンド・ヘッド」。そのダイアモンド・ヘッドの麓、ワイキキ・ビーチのすぐ側にある古くて大きな屋敷にはゆったりとした時間が流れている。そこに集うさまざま人々とそれぞれの物語は、不思議に満ちたハワイイの日常を教えてくれる。風と波に乗って、ハワイイの神様たちの姿が見え隠れする。
芝田満之の光溢れる映像との美しいコラボレーション。

真昼のプリニウス真昼のプリニウス (impala e-books) 
池澤夏樹

価格: 450円 187円(29%)お得

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山は頼子に対して、すべての人間に対して、完全に無関心だった。この世界は何でできているのか。
強烈な好奇心につき動かされた古代ローマのプリニウスはヴェスヴィアスの噴火の調査に向かい命を落とした。
現代の火山学者頼子は自然の現象を科学的に分析しながら、自らの内なる自然に耳を澄ます。
あるきっかけから彼女はひとり浅間山の火口に向かう。この世界を全身で感知したいという思いにかられて。人は自然の脅威とどのように折り合いをつけるのか。言葉はこの世界を語りきることができるのか。「池澤夏樹のいわば本質的な思考と感性が、比較的直接に姿をあらわしている重要な作品」(日野啓三による中公文庫解説より)

タマリンドの木タマリンドの木 (impala ebooks) 
池澤夏樹

価格: 432円

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人は結局は自分のために愛するのかもしれない。タイのカンボジア難民キャンプで働く修子と会社員の野山は偶然の出会いから互いに強く惹かれ合うが、「自分がやっている仕事の意味に疑問を感じることはないから楽なの」と言う修子は難民キャンプを去ることは考えられない。会社の期待を背負い、東京に暮らす野山が取った行動は…。

マシアス・ギリの失脚マシアス・ギリの失脚 (impala e-books) 
池澤夏樹

価格: 690円 217円(23%)お得

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舞台は、毎朝、毎夕、無数の鳥たちが飛びまわり、鳴きさわぐ南洋の島国、ナビダード民主共和国。鳥たちは遠い先祖の霊、と島の人々は言う。日本占領軍の使い走りだった少年が日本とのパイプを背景に大統領に上り詰め、すべてを掌中に収めたかに見えた。だが、日本からの慰霊団47人を乗せたバスが忽然と消え、事態は思わぬ方向に転がっていく。善良な島民たちの間で飛びかう噂、おしゃべりな亡霊、妖しい高級娼館、巫女の霊力。それらを超える大きな何かが大統領を飲み込む。豊かな物語空間を紡ぎだす傑作長編。谷崎賞受賞作品。

アステロイド観測隊アステロイド観測隊 (impala e-books) 
池澤夏樹

価格: 108円

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宇宙の一方の隅で一人の若い男が発電機を停めようと待ち、もう一つの隅で小さな小惑星が月の陰に入ろうとしている。とある南の島で小惑星の微かな現象を観測するのに、大統領の噴水のライトアップが邪魔をする。その明かりを消すために果敢な行動に出る青年。天文学教授の若かりし日の冒険がユーモラスに描かれる。『マシアス・ギリの失脚』の執筆の過程で生まれた短篇。

バビロンに行きて歌えバビロンに行きて歌え (impala e-books) 
池澤夏樹

価格: 400円 73円(15%)お得

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 中東の戦場を逃れて、海路で東京にたどり着いた一人の若き兵士、ターリク。パスポートもなく身を潜めて大都会をさまよいながら、たまたまロック・グループで歌って人気を得る。 彼と出会い、また別れてゆく男たち、女たち。都会の砂漠で生きる彼らの心に、故郷を思うターリクの哀調を帯びた歌声がしみとおる。

カデナカデナ (impala e-books) 
池澤夏樹

価格: 650円 160円(19%)お得

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あの夏、私たちは4人だけの分隊で闘った。沖縄カデナ基地から北ベトナムへ飛び、爆弾の雨を降らせる巨大爆撃機B-52。その攻撃を無力化するため、基地の内と外を結ぶ小さなスパイ組織があったーー。ベトナム戦争末期の沖縄を舞台に、戦争という抗いがたい現実に抗おうとするごくふつうの人たちの果敢な姿を、沖縄戦後史を通して描きだす。著者の沖縄在住十余年の思索と経験のすべてを注ぎ込んだ傑作長篇小説。

花を運ぶ妹花を運ぶ妹 (impala e-books) 
池澤夏樹

価格: 650円 172円(20%)お得

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この戦いが無限に続くことをぼくは願っている。麻薬の罠にはまり、バリ島で逮捕された画家、哲郎。パリから帰国し、兄の逮捕を知ったカヲルはひとり、バリ島へ飛ぶ。不慣れなアジアの混沌の中で、果たして妹は兄を救うことができるのだろうか…..。
交錯する生と死、西欧とアジア、絶望と救済。バリ島の濃密な空気の中で繰り広げられる舞踏劇、魔女ランダと怪獣バロンの戦いは永遠に続く。
真の救いとは何かを問いかける傑作長編小説。毎日出版文化賞受賞作。

骨は珊瑚、眼は真珠骨は珊瑚、眼は真珠 (impala ebooks) 
池澤夏樹

価格: 108円

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死んだわたしは何も思わない。何も考えない。わたしはもういないのだ。わたしはただおまえを見ている。ここでいいんだ、とおまえは考える。ここが一番いい。苔のむした墓石などに封じ込めるよりは、この光の中へ放ってしまう方がずっといいーー
亡くなった夫の骨を砕き海に撒く妻に、遠くからそっと見守る夫がやさしく語りかける。空と海の透明な光に包まれた短編。

眠る女眠る女 (impala e-books) 
池澤夏樹

価格: 108円

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今はただ眠りに身を任せて、受け取るべきものを受け取っておくこと。米国東海岸に暮らす主婦が、夢の中で沖縄は久高島の祭りに参加する。イザイホーと呼ばれる十二年に一度のその祭りは、普通の主婦が神女となるためのイニシエーション。儀式を終えた神女たちの歌声は力強く美しく響く。時空を超えて、遍く女たちの心を秘かな幸福感で満たすために。












インパラは転ばないインパラは転ばない (impala e-books) 
池澤夏樹

価格: 400円 32円(7%)お得

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大事なのは好奇心であると思う。山には可愛いキツネ、地下鉄のホームではとびきりの美女。コロンボ空港には愉快なペテン師、イスラエルの街角では巨大なパフェーー。
研ぎ澄まされた視力と聴力、どこまでもスタスタ行ってしまう体力と方向感覚。
そんな旅の達人が、日常から非日常へ、過去から未来へ、地球のあちこちへと連れて行ってくれる。軽やかなエッセイ集。

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